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【堺市 注文住宅 高性能住宅】 ユニットバスとは Vol.15

2022.03.10 | コラム

【堺市 注文住宅 高性能住宅 お役立ちコラム】ユニットバスの選び方 Vol.15
ユニットバスとは
ユニットバスは、あらかじめ浴室の壁・床・天井・浴槽といったパーツがセットで製造されており、それらを施工現場で組み立てる浴室を指します。つまり、壁・天井・床・浴槽が一体化している浴室です。ユニットバスのパーツは、すべて規格品となります。自由な設計で作られた在来工法からユニットバスへのリフォームも可能で、いずれも分解したパーツを浴室へ搬入して組み立てることとなります。ユニットバスでも、「1点ユニットバス」「2点ユニットバス」「3点ユニットバス」の3種類があるので種類や細かい点までご紹介いたします。
 

1.堺市で注文住宅を建てるために知っておくべきユニットバスの種類と特徴
まず、ユニットバスの種類と、その特徴からご紹介します。
1点ユニットバス
 1点ユニットバスは、浴室だけが独立しているタイプのユニットバスです。浴槽と  洗い場のみで構成されており、さまざまなメーカーが取り扱っています。

2点ユニットバス
 2点ユニットバスとは、浴室内に洗面台もあるタイプのユニットバスです。壁・天井・床・浴槽が一体化している空間に、洗面台も収まっています。2点ユニットバスのメリットとしては、掃除のしやすさが挙げられます。浴室も洗面台も、シャワーを使って一気に洗えるため手間がかかりません。

3点ユニットバス
 3点ユニットバスは、浴室内に洗面台とトイレが収まっているタイプのユニットバスです。ホテルや賃貸物件でもよく見かけるユニットバスが、このタイプになります。
3点ユニットバスは、浴槽・洗面台・トイレをまとめて掃除することができるため、効率的であるというメリットがあります。その一方で、誰かといっしょに暮らす場合や来客時には、浴槽とトイレが同じ空間にあるため、誰か一人しか使うことができないというデメリットもあります。
また、ユニットバスは湿気がこもりやすいため、シャワーカーテンを使っていてもトイレットペーパーが湿ってしまうこともあります。
 
~ユニットバスの利点~
 
掃除がしやすい
継ぎ目に汚れがたまりにくいよう設計したり、即乾性の高い床など、各社掃除のしやすさに力を入れており、毎日のお手入れが楽になります。
各メーカーの床・排水溝を見比べてみると◎
 
浴室、床が温かい
家の筐体(骨組み)と完全に別構造になっており、冬でも外壁や床などから寒さが浴室に伝わりにくく、浴室を温く保ちます。
各メーカーの床・排水溝を見比べてみると◎
 
漏水のリスク軽減
床になる防水パンが水槽のようなつなぎ目のない形になっているので、床が経年劣化で破損しにくい造りになっています。『在来工法』では各所の漏水が懸念されますが、ユニットバスなら軽減できます。
 
使いやすいデザイン
洗い場、脱衣所との段差もうんと小さくなります。小さいお子さんからお年を召した方まで安心して入れる、使いやすいデザインが各所に配置され、とっても使いやすくなります。
 
2.堺市で注文住宅を建てる人が重要なユニットバスのサイズの種類
ユニットバスのサイズは「0.75坪」「1.25坪」といった具合に、0.25刻みの床面積で表示されることが多いです。
メーカー間による誤差はあるかもしれませんが、さきほどのサイズ表示を床面積で表すと、下記の一覧のようになります。1坪は、畳約2帖分と考えると、完成時のおおよその広さをイメージしやすいでしょう。

また、サイズは「広さ」だけに目をとらわれがちですが、面積的には同じような広さでも、「家族での入浴」や「お年寄りの介護」といった入浴目的によっては、浴室の形状が正方形である、長方形であるといった「形状」も使いやすさを語る上で大事な要素となります。

~ユニットバスが坪数表記ではない理由~
ユニットバスのサイズの表記について「なぜ坪数で表記しないのか?」と思う人もいるでしょう。この理由はユニットバスの壁の厚みがあるからです。
ユニットバスは、簡単にいうと完成したお風呂のプレハブを持ってくるようなもの。たとえば浴室用のスペースが1坪あって、そこにユニットバスを持ってきたとします。当然ですが、元の1坪のスペースは全部使えるわけではありません。ユニットバスの壁があるので、その分狭くなります。
そうなると「狭くなった後の広さは、どれだけなのか?」が重要になります。お風呂に入るときは、そのユニットバスの中で過ごすわけですから、元の浴室スペースの広さは関係ないのです。あくまでユニットバスの壁の中の広さが重要になります。
そのため「このユニットバスは、1坪のスペースに設置する用です」「ただし、内部の広さは160cm×160cmです」というように、広さを伝える必要があります。これが1616などの数字で表記される理由です。
なお、1坪は183cm×183cmなので、ここにユニットバスを設置する場合、浴室サイズが最大でも170cm×170cmとなります。これだと、ユニットバスの壁の厚みが13cmということです。強度を考えれば自然とこのくらいの厚さが必要になるので、1坪タイプのユニットバスの最大は1717になります。
 
3.堺市で注文住宅を建てる際に意外と知らない浴槽の種類
 ユニットバスの場合浴槽の奥行き(短辺)は約70cmほどです。
これはユニットバスのサイズが0.75坪タイプでも1.5坪タイプでもほぼ同じです。ユニットバス全体の広さが大きいほど、洗い場もゆったりと確保できます。子どもといっしょにお風呂に入る、介護が必要な家族がいるといった場合には、洗い場が広いほうが快適に入浴できるでしょう。浴室全体を広げられるユニットバスもありますので、必要に応じて確認してみましょう。
浴槽を大きくしたいなら、ワイドタイプの浴槽をチェックしてみましょう。標準仕様の約70cmよりも10~20cmほど奥行きが広くなります。また、浴槽の形状によって湯量や使い勝手が変わってくるので、こちらもチェックしたいところです。家族構成を考慮したうえで選びましょう。
 
ストレートライン浴槽

最もオーソドックスな浴槽の形です。
高さがたっぷりあるものが多く、全身が浴槽に入り肩までお湯に浸かれます。
側面や縁のラインが真っ直ぐなため、全体的にスタイリッシュな印象になります。
 
ラウンド浴槽

画像引用:サポートガードHPより(TOTO)
URL:https://sguard.jp/bath190323/

縁が曲線を描いたラウンド浴槽は、見た目が柔らかでゆったり入浴できます。
入浴したときも水面が広がるように見えるので、よりリラックスしたバスタイムを過ごしたい方におすすめです。
 
Sライン浴槽

画像引用:トクラスホームページより
URL : http://www.toclas.co.jp/bathroom/beaut/plan.html

浴槽内に段差を設けた浴槽です。
横から見るとS字型になることが名前の由来となっています。
浴槽の中に段差を設けることで半身浴ができたり、足腰の悪い方の出入りが楽になったりする効果があります。
 
ワイド浴槽

画像引用:トクラスホームページより
URL : http://www.toclas.co.jp/bathroom/beaut/plan.html

通常よりも広いタイプの浴槽です。
手足を伸ばしてゆったり入浴できて、親子で入るときも十分なスペースを確保できます。
これらは代表的な浴槽ですが、この他にも底面の形を変えた「フラット型」「エコベンチ型」、頭を乗せる「ヘッドレスト付」などの種類があります。
浴槽の形は、入るお湯の量や節水の効果、洗い場の広さにも関係してきます。
安全性や使い勝手を考慮して、どんな浴槽を使いたいか検討してみてください。
 
4.堺市で注文住宅を建てるためにユニットバス選びで注意すべきポイント

浴槽の素材
チェックするポイントとして欠かせないのは「浴槽の素材」です。
たとえば以下のような素材があり、どれを選ぶかによってユニットバスの雰囲気やリフォーム価格は大きく変わります。主流な素材の特徴をいくつかご紹介します。
 
FRP素材

画像引用:クリナップHPより
URL:https://cleanup.jp/bath/yuasis/bathtub/

浴槽の素材の中でも最も主流なのが「FRP素材(繊維強化プラスチック)」です。
種類が豊富で安価なため、ユニットバスに幅広く使われています。
また、傷の補修もしやすいため、ユニットバスのリフォーム向けの素材といえるでしょう。ただ、汚れがつきやすく定期的なお手入れが必要です。
 
人造大理石

画像引用:クリナップHPより
URL:https://cleanup.jp/bath/yuasis/color-bathtub/

上質な質感と見た目に人気がある素材です。
手入れがしやすく、色や模様のバリエーションが豊富です。
人造大理石を選べるメーカーは複数社あるので、いくつか見て比較するといいでしょう。
 
ホーロー

画像引用:タカラスタンダードHPより
URL:https://www.takara-standard.co.jp/product/system_bath/predencia/

ホーローは、鉄やアルミニウムなどの金属に釉薬(ゆうやく)を塗り、高温で焼きつけた素材です。
なめらかな肌触りと頑丈さが特徴的。
 
ステンレス

画像引用:タカラスタンダードHPより
URL:https://www.takara-standard.co.jp/product/system_bath/emelord/

傷やサビがつきにくく、耐久性が高いステンレス素材。
お手入れのしやすさもメリットですが、金属のような肌触りが苦手な方もいます。
 
 
高級な雰囲気にしたいなら人造大理石、クラシックなユニットバスにするならステンレス、といった具合に、ある程度コンセプトを決めておくといいでしょう。
また素材によって触り心地や入ったときのぬくもり感、リフォームの合計額も変わってくるため、様々な面から総合的に検討することをおすすめします。
 
安全性
次のポイントは「ユニットバスの安全性」です。
浴室には転倒による怪我や、冬場の温度差によるヒートショックなどの危険が潜んでいます。
たとえば浴室暖房機や断熱材を使った床、ヌメリを抑える素材が使われている商品などがおすすめです。
 
ショールームで実物をチェックする
ユニットバスのサイズ選びをするときは、できるだけショールームに足を運んで実物に入りましょう。
浴槽が10cm大きくなるだけでも、入ったときに「広い」と感じられるものです。
また浴槽の素材の質感や掃除のしやすさなども、手で触ってみるとカタログを見たときとは違うイメージを持つかもしれません。
毎日使うものだからこそ、実際に触って入ってみて、使い心地のよさに満足したうえでリフォームを決めることが大切です。
 
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