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【堺市 注文住宅 高性能住宅 お役立ちコラム】 畳コーナー Vol.18

2023.06.15 | コラム

畳コーナーとは?

畳コーナーとは、「フローリングのリビングの一角を、畳を敷いた小スペースにしたもの」のことを指します!

和室とどう違うの?と思われる方もおられるかもしれません。大きな違いは、畳が敷かれているのが、部屋のすべてなのか一部分なのかというところにあります。仕切りの有無や、スペースの広さなどの条件によって呼び方が変わってきます。近年では、床面から段差のある小上がりの畳コーナーも人気が高まってきており、堺市で注文住宅を建てる際に、和室や畳コーナーをつくるかどうか考えられる方も増えてきています。

ということで今回は畳コーナーに注目し、その特徴、メリット・デメリットや注意点などをご紹介します。

 

 

1.堺市で注文住宅、高性能住宅を建てる際に知っておきたい畳コーナーの特徴

自然な温かみのある畳は、湿度調整や癒し効果もあることから古くから愛されてきた馴染みのある造りですね。豊富な色や種類があり、デザイン性が高いという特徴があります。例えば色であれば、すぐ思い浮かぶ代表的な「緑」のものだけでなく、「黒」や「紺色」、フローリングと同系色のものもあります。形であれば、長方形だけでなく正方形のものがあったり、ヘリのあるザ・和風な雰囲気のものがあれば、ヘリのない和室感を抑えられるものもあります。そのため、最近人気のスタイリッシュなモダンテイストの住宅や、明るくおしゃれな北欧テイストなど、和風でない雰囲気の住宅にも相性が良く取り入れやすいため、こだわりの詰まったスペースづくりが可能です。そんな畳コーナーには「フラットなタイプ」と「段差のある小上がりタイプ」の2つのタイプがあります。

 

・フラットなタイプ

 

フラットなタイプの畳コーナーは、洋室の一角に畳を置いたり、扉などで仕切ることなくフローリングとひと続きになっており、高さが変わらないためリビングやダイニングなどのお部屋との連続性や一体感が感じられます。段差がほぼないので、小さなお子様や高齢者がつまずく心配もなく安心です。

 

・段差のある小上がりタイプ

 

小上がりの畳コーナーは床面から20~40㎝の段差を設けて畳を置くタイプのものになります。ひとつのお部屋の中に段差があることで、立体感や奥行きを感じられる空間づくりが可能です。ドアや壁を使うことなく、ゆるやかに空間を区切りたい場合にもおすすめ。段差を利用した腰掛けスペースとしての活用や、段差部分を収納スペースにしてしまえば部屋を狭めることなく収納を増やすこともできます。

 

2.堺市で注文住宅、高性能住宅を建てる際に考える畳コーナーのメリット

畳はフローリングと比べて柔らかく、だからこその活用方法で生活の幅に広がりが生まれるのが大きなメリットです。

 

わざわざマットやブランケットなどを敷かなくても安心して赤ちゃんを寝ころばせて着替えやおむつ交換をしたり、赤ちゃんや子どもだけでなく大人もゴロンとくつろぐことができ、リラックス効果のあるい草の香りで癒される、快適なお昼寝スペースになります。

 

また、フローリングと比べると子どもが走り回った時の音が響きにくいことや、転んだときのケガの心配の低さ、おもちゃなどを落としたときにキズがつきにくいというメリットもあり、子どもが遊ぶスペースにもピッタリです。アイロンがけをしたり、取り込んだ洗濯物を広げて子どもと一緒に畳んだりできる家事スペースとしての活用や、机を置けば、宿題など勉強をするスペースとしての活用もできます。

 

3.堺市で注文住宅、高性能住宅を建てるときに知っておくべき畳コーナーのデメリット

様々な活用方法があり、色んな目的をかなえることができる魅力的な畳コーナーですが、やはりメリットがあればデメリットもあります。

 

まず挙げられるのが、維持管理や掃除の手間がかかる、というものではないでしょうか。お水やジュースをこぼしてしまったとき、フローリングであればサッと拭き取ることができますが、畳の場合すぐに吸収してしまうため、汚れを落としにくくなってしまいます。また、将来的に子供が成長して遊び場として使用しなくなったり、気づけばただの物置スペースになってしまって畳が必要でなくなってくる、ということもありますが、畳の撤去を考えると工事が必要なため、時間もお金もかかってしまうことになります。畳コーナーを設けるお部屋にある程度の広さがないと、狭く感じたり、圧迫感が協調されてしまう可能性もあります。特に小上がりの畳コーナーを考える際は注意が必要です。

 

 

4.堺市で注文住宅、高性能住宅を建てるための畳コーナーづくりでの注意点

 

畳コーナーを設けるうえで注意したいのは、その場所と動線です。特に小上がりタイプの場合、キッチンや洗面所、玄関に行く途中になる位置に段差があれば不便に感じやすくなってしまい、せっかくのスペースも邪魔になってしまいかねません。また、小上がりタイプは段差があることで一部バリアフリーの住宅ではなくなってしまうため、車いすをご利用されるようなご家庭や、お掃除ロボットをご使用のご家庭は注意が必要になります。デメリットでも挙げたように、ある程度の広さがないと畳コーナーをつくった分だけ狭く感じられたり、間取りに制限が生じる場合もあります。床に座る機会が減って単なる物置になってしまうことも考えられますので、撤去することも見越した置き方にするなど工夫が必要です。本当に畳コーナーが必要なのか、いろんな点を踏まえ、ご家族で話し合いながら計画するとよいかと思われます。

 

5.まとめ

 

住宅に畳コーナーがあることで、フローリングにはない自然の温かさや、優しい触感、やわらかさを感じることができます。豊富なバリエーションがあり、デザイン性が高いため、他とは一味違うこだわりを演出することも可能です。畳コーナーならではの活用方法なども増えることから、生活の幅が広がるのも嬉しいポイントですね。メリット・デメリットを理解したうえで、ご家庭の住宅に畳コーナーを設けるのか、設けるのであればどのタイプの畳コーナーにするのか、考えている家の広さや間取り、動線、家族構成などから検討してみましょう。

 

堺市で注文住宅を建てるにあたって、おしゃれで使い勝手のよい、後悔しない畳コーナーをつくるためのご提案をさせていただきますので、畳コーナーに興味はあるけど迷っている方、スペース的な不安がある方など、どなた様もぜひご相談ください。


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